ミニまるinformation　1月号

☆2017年は酉年☆今回は鳥さんに関するお話です♪

みなさまは、鳥さんの繁殖シーズンをご存知でしょうか？

鳥さんは季節繁殖性のどうぶつで、
日本の家庭で飼われている多くの鳥種は
本来、春から夏にかけて繁殖し、冬には繁殖しません。
（※鳥種によって異なります。以下は春から夏にかけて繁殖する鳥さんのお話です。）
しかし、人と同じ生活サイクルで飼われている鳥さんの場合は、
季節感を感じにくく、1年中春から夏のような
繁殖しやすい環境（例：暖かい、明るい時間が長いなど）で生活しているため、
季節を問わず慢性的に発情しやすくなります。

この慢性発情が原因となり、卵巣・卵管、精巣などの生殖器疾患が起こることがあります。
生殖器疾患は手術が必要になることも多いため、
慢性発情を引き起こさない飼い方が重要になります!

発情を抑制する方法とは、繁殖に適さない環境を作ることです。

例として、

• 過度な保温は避ける
• 明るい時間を短くする
• 相手の存在（例：他の鳥さん、おもちゃ、飼い主さんなど）をできる範囲で取り除く
• 巣、巣材（例：下紙など）を取り除く

といった方法などがあり、これらを単独あるいは併用して行います。

ただ、これを行えば必ず慢性的な発情が抑制されるといった
万能な方法は残念ながらありません。
鳥さん1羽1羽、適切な方法が異なるためです。
また、慢性的な発情を起こさない飼い方が、
かえって鳥さんに過度なストレスをかけ、
具合が悪くなることもあります。
そのため、鳥さんに詳しい獣医さんと一緒に
その子にあった方法を探していくことが重要です。

可愛い鳥さんと健康に過ごすために、私たちができることを考え、実行していきましょう♪