寒い時期の鳥さんの温度管理について

秋も深まり、肌寒く感じる日も増えてきました。
そろそろ鳥さんの保温を始めた方もいるのではないでしょうか？

ところで、皆さまはおうちの鳥さんの原産国をご存知ですか？人気の鳥さん達がどこから来たのか、下の点同士をつないでみてください！

①セキセイインコ、オカメインコ	・　　・	アフリカ
②コザクラインコ	・　　・	インドネシア
③文鳥	・　　・	オーストラリア

正解は…
①セキセイインコ、オカメインコ＝オーストラリア
②コザクラインコ＝アフリカ
③文鳥＝インドネシアです！
（※原産国とは異なる地域に定着し、生息している例もあります）
このように暖かい地域出身の鳥さん達には、日本の冬の寒さは辛いかもしれません。保温の準備がまだの方は、この時期から保温用品の用意を始めておきましょう。

鳥さんの保温のしかたは大きく分けて
①エアコンなどの暖房器具でケージのあるお部屋ごと温める方法
②ペットヒーターでケージの周囲を温める方法
の2通りあります。

①の場合は、留守番の時や夜中などにうっかりエアコンの電源を切ってしまわないように気をつけてください。
②の場合は、ケージの大きさに合ったものを使用する。上に乗って低温やけどをすることがあるので、ケージの外側など上に乗れない位置に設置することがおススメです。また、ケージをカバーで囲うことで保温効果を高めることもできます。
※ケージカバーが直接ヒーターに触れないよう注意してください。

最後に、あまり過保護に温めすぎても、過発情の原因となることがあります。冬のあいだ常に保温するのではなく、鳥さんの様子をしっかり観察して、羽を膨らませて寒がっていたら保温をする、寒がっていなければ夜のみ保温するなど、その子に合わせた方法で元気に長生きできる体作りを目指しましょう！
※鳥さんの年齢や体調によっては保温が必須となることもあります。

撮影協力：渡邉梅雨ちゃん（換羽中）